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2008年4月 7日 (月)

Qちゃんはどこへいく!?

名古屋国際女子マラソンの取材にいってきた。

北京五輪の最終選考がどんな結末を迎えるのか、高橋尚子がどれだけの走りを見せてくれるのか、自分の目で確かめたかったからだ。

結果はご存知のとおり。それにしても、Qちゃんの走りにはガッカリさせられた。

スローペースにもかかわらず、9km付近で集団から遅れるなんて……。

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惨敗したQちゃんだが、レース後には顔を上げて報道陣の前に現れた。

昨年8月に米国で右ひざ半月板の半分を切除する手術をしたことを打ち明けると、引退説を否定。そして、「今は言えないですが、まだやり残したことがあるんです」と話した。

レースの翌日、ひざの手術が失速の原因でないことをマネージャーの安野仁氏が強調していたことがちょっとひっかかっていたが、その後Qちゃんの周囲が騒がしくなっている。
まず、某週刊誌に「高橋尚子、名古屋の出場料が5000万円、完走料が5000万円」という記事がリークされた。

マネージャーである安野氏の仕掛けで、このような契約がテレビ局側と結ばれていたらしいのだ。安野氏はかつてIMGに勤務してり、Qちゃんがプロ宣言してからのマネジメントを受け持ってきた人物だ。

真相はわからないが、このネタがまったくウソということはないだろう。

日本では公道での賞金レースは認められていないため、すべてはアンダーマネーになるが、テレビ局側も視聴率をとれる選手、もしくは指導者などにそれなりの〝出演料〟を支払っているという話はよく耳にする。

しかし、完走したら5000万円というのはかなり甘い。

1月のドバイ・マラソンでハイレ・ゲブレシラシェ(エチオピア)が自らの世界最高記録に27秒と迫る2時間453秒をマーク。

優勝賞金としてはマラソン史上最高の25万ドル(約2750万円)を獲得しているが、そのパフォーマンスを考えるとQちゃんとは比較にならないくらい安いからだ。

(ハイレは世界最高記録を樹立してれば100万ドル、当時のレートで約11000万円のビッグボーナスを手にするところだったのだが)

さらに驚いたのがQちゃんの次なる挑戦だ。

11月の東京、12月の大阪、3月の名古屋と短期間で国内のメジャーレースすべてに出場するというのだ。

3レース続けて2時間20分を切れば、これは世界記録に匹敵するくらいのパフォーマンスかもしれない。すべてに優勝すれば、世界中に高橋復活を強く印象づけることができるだろう。

でも、3レースすべてが今回の名古屋と同じくらいのタイムでは〝夢〟などない。

今回のQちゃんの名古屋のタイムは2時間44分18秒。市民ランナーのトップと変わらない。

名古屋でQちゃんと1分差でフィニッシュした市民ランナーのCさんに取材したことがある。彼女は旦那さんと飲食店を経営しているが、ポイント練習などは仕事が終わった深夜に行うことがほとんどだという。そんな彼女は「私よりも遅い実業団選手は甘いと思う」と話していたが、今回のQちゃんのことを知ったらどう思うのか。

3レースすべてで今回の名古屋と同じような契約がかわされているとしたら、ちょっと悲しい。

テレビ業界が高橋陣営に踊らされているのか、それともお金のためにQちゃんは走っているのか。

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名古屋の瑞穂陸上競技場を埋めつくしたファンの数にはビックリさせられた。

改めてQちゃんの人気の高さを知らされた感じだ。

プロランナーのQちゃんの走りが多くの人に夢と希望を与えるものであってほしい。

そう思うのはぼくだけじゃないだろう。

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